【日本とフィリピンの違い】フィリピーノタイム

フィリピン文化

日本ではつい最近まで検察庁法改正案がTwitterや世間を賑わせていましたよね。
いわゆる「後付け」の法改正と陰謀説とが火をつけてのことでしたが、フィリピンではこのような「直前」「直後」の法改正や宣言、変更などは、当たり前・日常茶飯事というレベルで起こります。

コロナの規制内容が当日発表されるのは普通

当日になってから「レストランでの飲食禁止」「酒類の販売禁止」あるいは「解禁」の法令が突然出されるのは基本中の基本です。昨日まで報道されていた規制情報と、当日の規制情報が全然違うなんてことも。法令の日付を見たら「昨日から有効」になっていることも多々あります。

MECQから突如ECQ続行を決めたセブ市のニュース。

 

帰国臨時便の連絡、発表は出航時間の〇分前

今年の3月、フィリピンの島同士の行き来が禁止されていた時に、外国人用の帰国臨時便(ボホール→セブ)の案内が発表されたことがありましたが、なんと出航時刻の10分前

はたして、あの便に搭乗できた人がいたのか不明です。

 

本日はラマダン明けで祝日、祝日発表はなんと〇日前

フィリピンは、スペインが占領するまではイスラム教の国でした。
今でもミンダナオ島を中心に、セブではバジャウ族など、人口の約5%の人がイスラム教信者です。

そのムスリムの方には、ラマダンと呼ばれる断食月(太陽が出ている間の飲食を控える)があります。
彼らはヒジュラ暦を使いますが、西暦では2020年は4月24日~5月23日がラマダン月です。ラマダンの月が明けると、ムスリムの人たちはお祭りをします。これは「イード」と呼ばれ、フィリピンでは「イード・アル=フィトル」は祝日となっています。

この「イード・アル=フィトル」の祝日は、いつも直前に政府から発表されます。
今年は祝日の5日前にあたる5月20日に政府から発表がありました

なんでも、このラマダンの期間は新月の「目視観測」によって決定されるそうで、天気が悪く雲が掛かったりなどした場合はラマダンの期間自体がずれ込むとのこと。そのため、ラマダンがいつ終了するのかは、直前にならないと誰にもわからないのです。

 

国レベルでこうなので、個人も当然そうなる

先日、フィリピン人と一緒に幕末医療ドラマの「仁」を見たのですが、毎エピソード「ええ話や…」と泣くのをみて、その日その日を精一杯生きている姿・家を大事にする文化は、現代の日本よりも、むしろ今のフィリピンに通じる部分が多いと感じました。

というのは余談ですが。

フィリピンでは、急な変更や予想外の出来事など、とにかく先の読めないことが多く、ゆえに「今」に重点を置いている人たちがとても多いです。加えて、帰省ラッシュのようなレベルの交通渋滞が日常的に発生しています。

最終的には個人の方の考えや性格によりますが、文化的・ステレオタイプな観点で言うと、フィリピン人は時間にルーズな人が多く、通称「フィリピーノ・タイム」と呼ばれています

Q, What is the Filipino time?

A, Filipino time means being minutes to hours late compared to the standard time. It’s like having our own clock, albeit aware that the right time is the World Standard Time. In our defense, not all Filipinos are usually late.

逆に日本人ドイツ人は世界的にみても「時間に正確だ」と言われています。外国人観光客が、電車やバスが1分の違いなく運行されていることによく感動をこぼしています。
日本人は自分たちが当たり前だと思っている「時間感覚」で物事を判断する前に、その事実を考慮しておかなければなりません。

私もフィリピン人の友達とランチに行く約束をして、渋滞もあるので1時間前に家を出たところ、約束の時間の30分前になって「今どこにいる?行けなくなっちゃった」と連絡を貰ったことがあります。

上記の例は、定刻より前に連絡をくれるだけまだマシなのですが…、もっと早くいってよぉ~、交通費ぃ~、とならないように、フィリピン人と付き合う際には、マメに連絡を入れてリマインドしておいたり予定がダメになった時のための予定を考えておいたりを常にしなければなりません。

 

【本日の英語表現】
I’m on my way. I’m stuck in traffic.
(今向かってる途中です、渋滞に引っかかっちゃって。)

フィリピン関連で1度は絶対に聞くだろう使うだろうの超実践的な英語表現です。

フィリピン英語では “traffic”だけで形容詞として使い「渋滞している」状態を示します。

It’s so traffic.
(すっごい混んでる)

“traffic jam” “trafic congestion” “heavy traffic”などという必要はありません。イギリス英語やアメリカ英語ではこのような形容詞的な使い方は普通しないので、使い分けができるようにしておいてくださいね。

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