「よろしく」は英語で?2つ使いこなそう

英語学習

「よろしくお願いします。」

この言葉は、最も英語に訳しづらいフレーズの一つと言われています。
なぜなら、「よろしくお願いします。」のように、色々な場面で便利に使える固定のフレーズが英語にはないからです。

しかし、実はたった2つの英訳でこの「よろしくお願いします」を広くカバーすることができます。それは、

・Nice to meet you.
・Thank you in advance.

です。

初対面の人との挨拶の場では “Nice to meet you.”

日本語の「よろしく」と同じではありませんが、類似表現で使えるのが、Nice to meet you.
直訳すると「あなたにお目にかかれて光栄です」で、「このご縁」に対して素敵なことだと表現しています。初対面の時に使うことができます。学校でも習いますよね。

<出会いの初めに>
Hello, Mr.White. I’ve heard a lot about you. (It is) Nice to meet you.
[こんにちは、ホワイトさん。お噂はかねがね伺っております。お会いできて光栄です。]

<出会いの終わりに>
(It was) Nice meeting you. Let’s keep in touch.
[今日は会えてよかったです。これを機に連絡を取り合いましょう。]

※to+動詞の原形には未来を、ing形には過去を表すニュアンスがあります。

It is または It wasが省略されていて、「今」または「過去」に対して使うことができます。
Nice to meet you.をどのタイミングで言えばいいのか…、についてはどちらでも構いません。

<別表現>
I’m glad to see you.

もよく使われます。

日本語の「よろしく」はつねに未来を向いている

一方、日本語の初対面の人に「どうぞよろしくおねがいします」という表現は「未来に向かってお互いによい関係を作っていきましょう」という意味合いが含まれていますね。

先ほど2つめで紹介した、Let’s keep in touch. はカジュアルな言い方ですが、今後も連絡を取り合いましょうということで、日本語に近い未来の意味合いを出すことができます。

何かを頼むシチュエーションでは “Thank you in advance.”

「~買っといてほしい。よろしく。」のような、誰かに何かを頼むシチュエーションの「よろしく」では Nice to meet you. を使ってはいけません。その話をする前に、日本語を勉強している外国人、または機械翻訳を掛けた日本語をご覧ください。以下のような文を見たことはありませんか?

みなさん、こんにちは。
私の名前はフレデリックです、フランス人ですがカナダに住んでいます。私は6ヶ月間日本語を勉強します。日本語で話したい。よろしくお願いします😊
I also want to find a partner to practice Japanese in messenger!
ありがとうございます!
おはようみなさん I want to ask a question
あさごはんをたべましかorあさごはんをたべましたか。ありがとう
共通して、最後に不自然な「ありがとう」が入っていることが特徴です。
英語ではこのように、人に何かを訊ねたり頼んだりする場合、最後にThank you.を付けます。
了承を前提に、または期待、検討してもらえることに対して「先にありがとう」と言っておきますね、と言う意味です。

Can you translate it to Japanese? Thank you in advance.
[これを日本語に翻訳してもらえますか?よろしくおねがいします。]

in advance = あらかじめ、先に
チャットでは「TYIA」と略語が使われることもあります。

日本語の「よろしくおねがいします」の持つ未来への意味合いと相性ピッタリですね。

その他の「よろしく」も Thank you for ~. で大体乗り切れる

日本語で「よろしくお願いします。」を使う場面はこれだけではありません。
ビジネスで「本日はどうぞよろしくお願いします」、習い事で先生に対して「ご指導よろしくおねがいします」などなど…。

日本語と英語の違いとして

日本語のよろしく:未来を向いている
日英のありがとう:現在または過去を向いている

向いている方向が違うので、これを全く一緒に考えることはできません。

自然な英語にするためには、日本語のよろしくを 現在・過去を向いた表現に直す必要があります。
未来について言いたい場合も、そこに至るまでに相手が何をしてくれたのかを具体的に考えてみましょう。

Thank you for giving me this opportunity
[このような機会を頂きありがとうございます。]
Thank you for taking time.
[お時間を頂きありがとうございます。]
Thank you for your kindness.
[親切にして頂いてありがとうございます。]

「よろしく」の大半は「ありがとう」に言い換えることができます。Nice to meet you.が例外的な立ち位置ですね。基本的に「よろしく」を使いたいなと思った時は「~してくれてありがとう」に置き換えられないかを考えてみましょう。

「言わない」もひとつの選択肢

ここまで言い換え表現について書いてきましたが、そもそも対応するフレーズがない、ということは「無理して言わなくても、言わないほうが自然」というように考えることもできます。

代表格としては、お正月の「新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。」
この「今年もどうぞよろしくお願いします。」というのは英語の世界では言わない方が自然です。

ハロウィーンやクリスマス、その他の祝日と同じような感覚でお正月も捉えましょう。

日本語の よろしく は奥が深い

「よろしく」本当に便利な言葉です。他の言葉にくっついたり、文中に入ったりすることもできるので、英語訳を細かく分類するともっとありますが、まずは今日ご紹介した2つをおさえて、余裕が出てきたら下のような別の表現にもチャンレジしてみましょう。

Please say hello to Mr.Sato.
[佐藤さんによろしくとお伝えください。]
Please look after Pochi.
[ポチの世話をよろしくね。]

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