大学入学共通テスト 英語はTOEIC化?

英語学習

1月16日、17日は大学入試共通テストでしたね。受験生の皆さんはお疲れ様でした。
濃厚接触者等で受験できなかった方は、この後控える日程に向けて引き続き頑張ってください!
さて、今年からセンター試験に変わるテストとして運用開始されましたが、試験の難易度はどうだったのか?
センター世代の筆者が、英語のリスニング、リーディングの解いてみた感想を述べたいと思います。

リーディングの問題形式はセンター試験から一新

例年恒例だった発音問題・文法問題が削除され、初っ端からTOEICのパート7のパッセージ問題ような文章がひたすら続く形式となりました。文法重視の英語教育から読解重視の教育へと明確な舵取りがなされたと言ってもいいと思います。
文量はセンター試験の1.3倍の約5500語となっており、文章を速く正確に読む力、速読力が試されています。今回が初の共通試験ということで、全てまともに読み込もうとして試験時間が足らなくなった受験者も多かったのではないかと思います。

共通テストの出題内容は、文化祭や留学など『学校』に関係のある事柄が多い点がTOEICと決定的に異なりますが、それでも、問題形式はかなりTOEIC化していると言えます。atなのかinなのかという文法的な細かい知識は問われずある程度のテクニックで点が取れるような構成になっています。
ただし、書かれている内容からどの電車に乗ったのかを推測して答える問題など、思考力を試す問題もあり、TOEIC+αの英文理解力が求められると思います。その分といっては何ですが、文章自体はそこまで難解な印象は受けませんでした。
全体的に、一定の力がある人は、センター試験よりも簡単に感じただろうと思います。

TOEICのパート別問題集で対策可能

今回の共通テストを基準に今後、模試問題が量産されるだろうと思われますが、『高校生のTOEIC対策が共通テスト対策にも有効である』テストになっています。ポイントとしては、読解時間を常に気にするようにしましょう。TOEICのパート7のみ時間を決めて、通しで解く練習も良いと思います。


また、毎回何かしらのネタを投下してくることで話題のセンターでしたが、今回はやや大人しめ。
初問の『USB♡娘』と『学祭のバンド名』がネタとして扱われています。

リスニングテストの傾向について

こちらもセンター試験と形式が変わっています。
まず、単純に配点が50点→100点になり、問題数もそれに合わせて増加しました。
今まで以上に『リスニング力』に力を入れるようになったと言えます。

中身のほうですが、序盤はかなり易しい問題が続きます。
難易度的に、英検3級~準2級くらいではないかと感じました。しかも放送は2回流れます。
内容は日常英会話に近く、話すスピードもTOEICと比べると全然速くありません。
普段から英会話を習っている人にとっては特に、この聞き取りは難しくないでしょう。

こちらについても理解力を試すような問題がいくつか導入されていました。
theseやitなどの指示語が何か放送中に示されませんが、使われている動詞/名詞形からアイテムを推測する問題などがありましたね。

中盤以降からリスニングは1回だけになり、リスニングの内容も長文、複雑化してきます。
資料に目を通してからリスニングが始まるタイプの問題が新たに登場し、制限時間内に書かれてある内容を理解、かつ必要な情報を聞き逃さないようにする力が求められます。資料の読みに出遅れると情報を聞き逃してしまう可能性があるので注意です。

最終問題は4人が同時に話している問題が登場。
TOEICでも最高で3人までなので、誰が話しているのか分からず混乱した受験生も多いようです。

全体として、基本、標準、応用と問題のレベル分けをして、点数を分散させようとする出題者側の狙いを感じました。センター時代と比べて「満点」は取りにくくなったと思います。

共通テストのリスニング対策に効果的なのは?

いきなり耳を慣れさせるのは難しいリスニング。日常会話に関する英文を積極的に聞くようにしましょう。今流行りのオンライン英会話は、共通テストで扱われているトピックと合致してお勧めです。


放送スピードはゆっくりだったので、ネイティブとのレッスンは必要ありません、フィリピン人講師と基礎をとことん固めることで満点が狙えます。

音源を使った対策としては、英検準1級~3級の内、自分のレベルにあった級の音源を聞くのが良いと思います。満点を目指す方については、後半の対策に集中して、TOEICのパート3~4の音源を中心にしたトレーニングも良いと思います。

今回の共通テストで、従来の『シェイクスピアは読めるが英語が話せない日本人』から『日常英会話についていける日本人』に求められている像がシフトしたように思います。専門的な内容の英文は、各大学の二次試験で出題されることでうまく役割分散がなされるのではないでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました