rabbitでもturtleでもない『うさぎとカメ』英語で?

英語学習

世界的に有名な『うさぎとカメ』のお話ですが、実は英題に”rabbit”も”turtle”も使われていないのをご存じでしょうか。うさぎと言えば『ラビット』でしょ?と言う方がほとんどだと思いますが、実はネイティブの子供たちは、単語をちゃんと区別しているんです。


英題は『The Hare and the Tortoise』(※絵本によっては順番が逆のこともあります)

Hare(ヘア)とは『野うさぎ』のこと
Tortoise(タ―トイズ)とは『陸ガメ』のことを言います。
つまり、『ウサギとカメ』は正しくは『野うさぎと陸ガメ』なんですね!

絵本って結構むずかしい

英語の勉強に、まずは「子供用の絵本で勉強してみる」という方の話を時々耳にしますが、英語初心者にはあまりお勧めしていません。絵本のレベルって実は結構ハイレベルなのです。
実際、私も中学の時に「世界一かんたんな英語の本」として知られる絵本 Big fat catシリーズに触れたことがありますが、当時かなり難しいと感じて、何となくページを繰るだけで挫折してしまいました。

先ほどの『野うさぎと陸ガメ』の絵本の冒頭を引用してみます。

A hare and a tortoise were having an argument.
(野うさぎと陸ガメは口論をしていました。)
The hare, who could run very fast, thought he was much more clever than the tortoise, who could only move slowly and had to carry his house around on his back.
(野うさぎはとても速く走ることができて、陸ガメよりもずっと頭がいいけれど、陸ガメはのろくて、家を背中に乗せて運ばなければならない。)
一行目のargument(口論、口げんか)は高校レベルの単語。
また、二行目からは怒涛の関係代名詞が続いていて、こちらを訳すには、少なくとも中学3年生レベル。できれば高校上級レベルの文法知識があった方がいいですね。英語初心者の方は、この二文でギブアップしてしまうかもしれません。

次のページを見てみましょう。直訳にしています。

But the tortoise did not agree.
(しかし、陸ガメは賛成しませんでした。)
To the hare’s surprise the tortoise challenged him to a race.
(野ウサギが驚いたことに、陸ガメは彼にレースを挑んできました。)
‘We will run from here, over the hill, through the hedge, then along the carrot field to the old cart,’ he said.
(「ここから、丘を越えて、生垣を抜けて、それからニンジン畑伝いに古い荷車まで競走だ。」彼は言いました。)
The hare laughed.
(野うさぎは笑いました。)
‘I am sure to win, but we will race if you like.’
(「私が勝つに決まってるけど、どうしてもと言うなら競走してあげるよ。」)
「リスクヘッジ」という時の「ヘッジ」がhedgeですが、これには「生垣」と言う意味があります。英検2級レベル以上の単語で、普段使わない言葉の意味は調べるしかありませんね。

こういった子供向けの英語の絵本は、少なくとも中学基礎文法の復習を終わらせてからでないと、その意味をしっかし読解するのは難しいです。ネイティブが使う教材が無条件にいいという訳ではなく、第二言語学習者にはそれにあった教材があります。自分のレベルにあった学習方法を確立していきましょう!

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