フィリピンでフードパントリーは機能するのか?

フィリピン文化

最近、『community pantry』という言葉をよく聞くようになりました。
『コミュニティーパントリー』は、日本では「フードパントリー」と呼ばれています。
どちらもこのコロナ禍において、貧困者向けの生活必需品の無料提供または安価提供活動を指しています。フィリピンでは、街中の道路わきや教会の前などで、有志によって行われています。

こちらでは、米、卵、野菜や調味料、そして洗剤などが並んでいるようです。
一番端の箱はフェイスシールドでしょうか。

こちらのコミュニティ―パントリーでは、アルコールや缶詰などが置かれています。
下段には野菜がありますね。

無人で「自由にお持ちください」スタイルもあれば、このように有人で生活必需品を提供しているところもあり、その場合は1人~2人で個人が小規模的に行っているところが多いようです。このようなパントリーの多くはfacebookなどのSNSで事前に開催日時の告知がされます。

大体のコミュニティーパントリーがこのようにホッコリとする内容にはなるのですが、先日フィリピンのSNSで炎上してしまったのが、あるパントリーで発生した、グループによる寄付品の独占です。

ニュースによると、ある女性グループがパントリーの品を必要以上にエコバックに詰めて持ち去り、2時間もしないうちに全て無くなってしまったのだそう。パントリーを企画した方は、必要な人に提供することができなかったとして、この女性グループに返品と謝罪を求めています。


このグラフはフィリピンの失業率を表しています。表面化していない人たちも多くいると推測されるので、実際にはこの数字よりかなり悪いでしょう。

日本の現在の失業率が約3%であることと比較すると、いまだ多くの人々が仕事を失っている状況であることが分かります。自殺する人もコロナ前の2019年と比較すると2020年は約25%増加しました。このような背景もあり、あちこちでコミュニティパントリーの活動が増えているのだと思われます。

コミュニティーパントリーに関して、facebookにこのようなコメントが投稿されていましたので、ご紹介します。

I been hearing about this sadly not read any news report can someone enlighten me is this a project that’s giving items for free to those in need or is this items being sold at cost price aka cheaper than store.
I think if it’s basic needs being given to those in need it’s a great idea or even if it’s given at a small price still a great idea if it helps those struggling.
As long as government and politics stay out of it as soon as government gets involved it’s going to be permits or kick backs one way or another and then defeating the whole purpose of this project.
Would be great to see projects that help people and government staying the fuck out of it let the community help each other without being screwed by greedy politicians seeing a good idea to make money from.
日本人なら、こういった慈善の取り組みを政府や地方自治体がもっと率先して行うべきだと考える人もいるかもしれませんが、この方の意見は反対です。簡単に要約しますと、コメント主は政府や政治家が絡むと、その背後で売名を目論む政治家の賄賂や汚職といった問題が生じると指摘。このような相互扶助のコミュニティが昨今注目される中、あくまでも政府・政治家がこれに関わらないことを望むと意見しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました