英語の敬語表現?失礼にならない言い方

役立つ英会話表現

『敬語』は日本独特のもので、英語には敬語が存在しないからハッキリと自分の意見を言うべきだ、と思っていませんか。確かに英語には日本の尊敬語や謙譲語にあたる動詞の用法はありません。
しかし、英語にも敬語に相当する表現はちゃんと存在しており、TPOに応じた適切な使い方が望まれまれます。今回は、丁寧で礼儀正しい英語表現をどうやって作るのかの方法を紹介していきます。

ダイレクトな表現は避けるために「思う」を作う

直接的すぎる言い方はキツく聞こえるので、直接的な表現をやんわりとぼかすのが基本になります。

You need to remake this document.
(この書類やり直す必要があるよ)

よりも、

I feel that
you need to remake this document.
(この書類やり直した方がいいと思う)

のように、「思う」に相当する動詞を入れると幾分表現が柔らかくなります。

 

think (~だと思う)
reckon (~だと思う) ※イギリス英語圏でよく使われます
feel (~だと感じる)
believe (~だと信じている)※ビジネスでよく使います。相手の立場に立って「~だと存じ上げます」のような使い方をします。
seem (~だと思われる)
appear (~だと思える)
I’m afraid that (申し訳ないんだが~)

過去形を使う

日本語の敬語が敬う、へりくだる(=つまり上下の操作)なのに対し、英語は時間的に現在から遠のかせる(=つまり前後の操作)をすることで、謙遜のニュアンスを出すことができます。
Can, Willの疑問文はCould, Wouldを使うことでより丁寧な表現にすることができます。

Can you tell me the reason?
(理由を教えてもらえますか?)

Could you tell me the reason?
(理由を教えて頂くことはできますでしょうか?)

※この用法の場合、文章の意味は過去ではなく現在であることに注意しましょう。

いったん肯定的な意見をはさむ

褒めてから改善点を伝えるのはよくあるパターンです。
GoodとBadの二項対立的な表現ではなく、とりあえずa kindなどを使って肯定的な表現をはさみ、自分の言いたいニュアンスをうまく表現しましょう。

It was sort of OK, but maybe you need to remake this document.
(いわゆるOKだったんだけど、この書類やり直す必要があるかも)

kind of (~の類)
sort of (~の類) ※イギリス英語圏でよく使われます
a little (少し)
a few (少し)

意見ではなく質問形式にする

「あなたは~だと思いますか?」「~を尋ねてもいいですか?」のように、質問形式にして、自分の言いたいことをオブラートに包んで表現することもあります。日本語でもそうですが、この場合、相手は「あなたがそう思うかどうか」を訊いているわけではなく、暗に「~した方がいい」と主張していることに気を付けましょう。

Do you feel you can make the document better?
(もう少し良い内容のものが作れそうかな?)

礼儀正しいと自信のなさは紙一重

英語の礼儀正しい表現は上記のように「ぼかす」表現や「時間的に遠のく」表現です。
相手に失礼のないようにしたいのは山々ですが、これらの表現は「自信のなさ」とも受け取られますので多用は禁物。「相手を傷つける恐れのある場合」「相手に頼み事をしたい場合」などセンシティブな内容の際に限定して使った方がベターです。あくまでも自分の意見を理由を持ってしっかり主張できるほうが相手への印象がいいことを念頭に置いておきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました