海外渡航に必要?ワクチンパスポートについて

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まだまだ進んでいるとは言いがたいワクチン接種ですが、7月中旬より、海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書の発行が始まっています。8月10日時点でのワクチンパスポートについての最新情報をお知らせします。

ワクチンパスポートとは?

日本においては、新型コロナウィルスワクチンの接種を証明するA4サイズの公的書類で、正式には「新型コロナウイルスワクチン接種証明書」と言います、ワクチンパスポートは通称名ですね。
現在は、海外渡航予定のある方のみ申請することができます。申請書・パスポートコピー・接種券コピー・返信用封筒を市役所の窓口に持っていくか、郵送することで、1週間~10日後に送られてきます。※即日発行できないので、必要な方は事前に準備をしておきましょう。


書式は今後変更される可能性がありますが、個人情報の下に1回目・2回目のワクチン接種の詳細がそれぞれ記載されているシンプルな書類です。

因みにフィリピンにもワクチンパスポートがあり、こちらはぱすぽーど大のカードタイプになっています。インドネシアやタイなども同様に黄色のカードタイプのワクチンパスポートのようですね。

ワクチンパスポートを持つことで得られる優遇措置

ワクチンパスポートを取得していると、一部の国で入国許可あるいは隔離期間が短縮などの優遇を受けられます。ただし、8月10日現在のところ、こういった体制を取っている国はあまり多くありません。

【ワクチンパスポート所持による優遇措置の概要】
※国によって許容するワクチンの種類の制限を設けていたり、期間を設けています。
渡航に際しては、必ず最新情報を入手するようにしてください。

イタリア 第三国を経由しない場合、隔離免除
オーストリア 隔離免除
スリランカ 1日目にPCR検査→陰性の場合は隔離免除
セントクリファー・ネービス 入国要件・事前陰性証明必要
セントビンセント 事前陰性証明必要・隔離期間2日に短縮
タイ(プーケット島、サムイ島、パンガン島、タオ島のみ)隔離免除
ドイツ 事前陰性証明免除
トルコ 入国要件、所持していない場合は要事前陰性証明
ブルガリア 入国要件
ベリーズ 事前陰性証明免除
ポーランド 隔離免除
香港 隔離期間が2週間に短縮
ホンジュラス 事前陰性証明免除
リトアニア 事前陰性証明および隔離免除
韓国 隔離免除

また、国が指定している外国から日本へのの帰国時には、ワクチンパスポートの有無に関わらず、所定の日数ホテルで待機し、その後コロナの検査を受けなければなりません。(8月10日現在)

フィリピンへの入国については?

残念ながら、現在フィリピンへの観光目的での入国は依然として認められておらず、目途もたっていません。デルタ株の流行により新規感染者数が増えており、フィリピンの検疫レベルが厳しくなっています。

有効なビジネスビザ、婚姻ビザなどを持っていれば入国可能ですが、今のところワクチンパスポートによる恩恵は特に無さそうです。

8月9日、セブ市の一日の新規感染者数が約270人、セブ州全体で約660人となっています。
セブ州の一部のエリアでは、4段階中2番目に厳しい検疫レベルMECQが設定され、ロックダウンが行われています。

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