観光客の増加などにより交通渋滞が年々問題になっていたセブ島。とりわけ、国際空港のあるマクタン島からセブ市街までは約20km、通常40分あれば到着するところが渋滞時には2時間以上かかるなんてことにもなっていました。これを解消するべく2017年から着工されていたコルドバ地区とセブ市を直接つなぐ『第三の橋』Cebu–Cordova Link Expressway(CCLEX)が、2022年4月27日についに完成しました!
開通式典にはドゥテルテ大統領も出席されたとのことです。
「第三の橋」CCLEXとは?
交通渋滞緩和のため、2017年から5年の歳月を掛けて作られた、全長8.5km(*公式サイトより)の有料道路です。マクタン島のコルドヴァ地区からセブ市のパシル地区周辺に繋がっており、現時点で「フィリピン国内で最も長い橋」となっています。
2022年7月からは400cc以下のオートバイや歩行者も通行可能になるとのこと。
ただ、炎天下の中2時間強も歩くのは中々現実的ではありませんが…。
*サイトや報道機関によって8.9kmとしているところもあります。
利用方法、通行料金は?
当面は現金決済に対応するとのことですが、6月までに電子決済に統一される予定で、通行する車両は無料の事前登録を行い、車に貼るRFIDステッカーとQRコードの付いたカードを貰う必要があります。
料金は3つのクラスに分かれています。
- クラス1 (車、ジープニー、バン、バイク) 90ペソ
(ただし、高さ7フィート以上の車(個人のサーフボード、自転車などを載せている場合は除く)の場合は180ペソ) - クラス2 (軽トラ、 観光/スクールバスなど) 180ペソ
- クラス3 (大型トラック、トレーラー) 270ペソ
7月以降は、オートバイ50ペソ、自転車や歩行者は無料が提案されていますが、まだ最終的な発表は出ていません。
セブ市の橋の降り口の近くには、フィリピン最大級のショッピングモール「SM Seaside」があり、カジノのある5スターホテル「NUSTAR Trdpty & Casino」も近日オープン予定なので、橋の開通によってどんどん発展していきそうですね!