セブの小中学校では対面クラス授業が8月22日より再開し、保護者が学校に子どもを送り迎えする懐かしい光景が各地で見られました。コロナ感染症によって学校が休校になってから、およそ2年半ぶりとなります。
学校が休校となっていた間、インターネット環境がある家庭ではオンラインクラスが、デバイスなどの用意がない家庭では学校から配布されるワークやドリルでの学習が行われていましたが、当初は、慣れないデバイス環境や、授業を快適に受けることができないWifiスピード、未成年の外出禁止令が政府から発令されたことにより友達と全く会えなくなるなどといった環境変化についていけない子ども達の鬱や自殺が社会問題として取り上げられていました。
また、2年半もの間全く学校登校が無かったため、社会では子どもたちの学力低下が心配されていたり、コロナ禍で両親が失業してしまって収入源を失った家庭では、幼い兄弟たちを養うために、学校に戻ることができなくなった子ども達がいることも問題になっています。
現段階では、対面クラスは全面解禁というわけではありません。
ソーシャルディスタンスの問題や、子どもの数に対する教室数の圧倒的な不足もあり、学校によっては全生徒を複数グループに分け、朝のみ、昼のみなどのシフト制や、週2~3日の登校でしばらく様子を見るということです。