フィリピンの代表的デザート、ウベの歴史と栄養

フィリピン文化

日本が抹茶の緑なら、フィリピンはウベの紫。紫色はフィリピンで避けては通れない代表的スイーツカラーで、パン、アイスクリーム、スポンジケーキ、ジュースに至るまで、鮮やかな青紫色を見ない日はありません。

日本人にとってこの色はあまり馴染みがなく、青系統ということもあってなかなか食欲が湧きにくいのですが、この紫の正体は「ウベ」という(日本語ではダイジョ。沖縄や奄美大島などで栽培される)山芋の色で、フィリピン人にとっては子供の頃から見慣れたおやつカラーなんです。
言われてみれば、日本でも紫芋のチップスとかご当地アイスクリームとかありますよね!


ウベ(一番右)は熱帯アジア・オセアニアで広く栽培されており、サツマイモとは違います。

ウベの歴史は謎に包まれている

ウベの歴史を遡ると、1613年にタガログ語・スペイン語で発行された辞書にUbeを見つけることができます。ただし、この時にはウベはまだサツマイモに分類されていました。フィリピンでは昔から親しまれているウベですが、興味深いことにウベをデザートとして使ったとする古い文献は見つかっていないのだそうです。

歴史家によると、1918年に発行された料理本に「かぼちゃジャム」はあるものの「ウベジャム」の記載はなく、このレシピがのちにウベでも使われていったのではないかとのこと。そう考える根拠として、1922年に発行された料理本には、ウベアイスクリームのレシピが確認されているそうです。

いつからどのようにして広まっていったのかが明らかになっていないウベですが、1960年代までには、子供のおやつとしての地位を確立して一般家庭に浸透していきました。


砂糖やコンデンスミルク、バターまたはココナッツミルクを加えて混ぜたウベジャムは「ウベハラヤ」と呼ばれています。味は、スイートポテトを想像してもらえればOK。

ウベの知られざる抗酸化作用!実はスーパーフード!?

実は一般的な山芋と比べて抗酸化作用に優れていることが分かっています。

カンサス大学の研究によると、DNA損傷、心血管疾患、癌予防に良いとされていて、抗酸化で名高いビタミンA,C,E、そして豊富なカリウムを含んでいます。また、芋類なので食物繊維もたっぷりで、腸内環境改善やお肌の健康にも◎。ウベの紫色は抗酸化物質でもあるアントシアニンという色素の色で、加齢による認知機能や運動機能の低下を抑えてくれるのだとか…!

このあんぱんに似た丸パンのことをフィリピンでは「パンデサル」と呼びます。いろんな種類のパンデサルがあるのですが、その中でもUbe Cheese Pandesalは有名で、パン屋さんで約7ペソ(約15円)で買えちゃいます。フィリピンに来たら、おやつタイム、英語の宿題のお供に体験してみてくださいね。

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