Suffixという語を知っていますか?
文法用語なので、普段使う単語帳にはあまり記載されていない単語だと思います。
意味は「接尾辞」、単語の後ろについて一定の意味や品詞の役割を与えるパーツです。
日本語でこれに当たるものは、形容詞につく「さ」や名詞につく「性」などです
明るい(形容詞) + さ = 明るさ(名詞)
暗い(形容詞) + さ = 暗さ(名詞)
可能(名詞) + 性 = 可能性(性質を表す)
母(名詞) + 性 = 母性(性質を表す)
このように、接尾語を知っていると未知の単語でも品詞や意味の予想が付きやすくなります。
TOEICのPart5の文法問題で、消去法・ここぞという時の二者択一で正答率を大幅アップさせることも可能です。大学受験でも、紛らわしい接尾語の問題は絶好の狙われポイント!
今回は主な接尾語、4つのSuffixを見ていきましょう。
名詞 + -less, -ful, -ly, -y =形容詞
-less, -ful, -ly, -yを勉強しましょう。
ここに挙げるものは、全て形容詞になりえます。特に、-ly, -yは入試やTOEICがよく出題してきますので、しっかりと見分けポイントをチェックしておきましょう。
-less(「ない」という意味を付け加える)
doubt(疑い) + less = doubtless(疑いのない)
meaning(意味) + less = meaningless(意味のない)
thought(思慮) + less = thoughtless(思慮のない)
-ful(「満ちている」という意味を付け加える)
doubt(疑い) + ful = doubtful(疑わしい)
meaning(意味) + ful = meaningful(意味のある、有意義な)
thought(思慮) + ful = thoughtful(思慮のある)
-lessと-fulは、上記のようにしばしば反意語を形成します。
-ly(「~のような」または「繰り返し」という意味を付け加える)
friend(友達) + ly = friendly(友達のような、親しみのある)
mother(母) + ly = motherly(母のような、母性のある)
week(週) + ly = weekly(週刊の、毎週の)
-y(「~のような」「性質をもつ」という意味を付け加える)
fish(魚) + y = fishy(胡散臭い)
cheese(チーズ) + y = cheesy(チーズのような、安っぽい)
knot(結び目) + y = knotty(結び目の多い、困難な)
rain(雨) + y = rainy(雨の、雨が降っている)
「この形よく見るなぁ」と思ったら、辞書で同じSuffixを持つ単語同士を比較してみましょう。