日本で使っている携帯を海外でも使いたい!
そんな時に必要になってくるのが「SIMロック解除」という作業です。
SIMロック解除は難しくなく、1回解除すればずっと有効です。解除しても、通常通り日本のキャリアを使い続けることができます。渡航先でポケットWifiをレンタルするより便利ですので、事前に準備しておきましょう。
SIMカードってなに?
全ての携帯電話・スマートフォンには「SIMカード」というチップが入っています。
このSIMカードに「通信回線会社」と「電話番号」の情報が入っていますよ。
最近のスマートフォンなら、電源ボタンや音量ボタンの周辺に小さな穴があり、そこをピンで押すとSIMカードのスロットが出てきます。古めの携帯だと、携帯の電池パックが入っている背面にSIMカードのスロットが付いています。
SIMロックとは?解除しても大丈夫?
例えば、auで機種だけ買って、softbankのプランを使用するということは理論上は可能なのですが、キャリア側は勿論そんなことされたくありません。auで購入した機種はauのプランしか使えないように、キャリア側が携帯電話に制限を掛けることをSIMロックと言います。
2015年に、キャリア縛りの解除が義務化され、ユーザーがいつでも好きな携帯会社に乗換できるようになりました。今では、携帯購入から3ヵ月以降であれば、いつでもSIMロックを解除することができます。SIMロックを解除した携帯は「SIMフリー」と言われ、auでそのまま使い続けることもできますし、softbankやdocomo、より通信料の安いLINEモバイル、Rakutenモバイルなどとプラン契約ができるようになります。もちろん、海外でも使えるようになります。
SIMロックというシステムを取っているのは日本だけです。解除によるデメリットはありません。
SIMロック解除できる端末とできない端末がある
SIMロック解除に対応している端末は、日本国内で発売された以下の端末です。
iPhone…iPhone 6s 以降、iPad mini 4 以降
共通…ショップ購入から3ヵ月経過していること
iPhone 5など、6sより前の世代はSIMロック解除に対応していません。
キャリアを経由せずにオンライン通販や電気量販店、海外輸入で購入した「SIMフリー携帯」にはこのような縛りはありません。
SIMロック解除の方法
2、自分で解除する (0円) ←こちらを解説していきます。
自分でSIMロック解除するのに必要なもの
事前にSIMロック解除は完了させておきましょう。必要なものは基本的に以下の 2つ のみです。
・現在のキャリアのオンラインアカウント
(・iPhoneユーザーのみ、Apple IDとパスワード)
「IMEI番号」を調べる
IMEI番号は、携帯端末の製造番号で、15ケタの数字になっています。
電話で「*#06#」にダイヤルすると表示されます。
左がAndroid、右がiPhoneで調べた場合の表示。
MEIDやIMEI2など紛らわしいコードが多数あるので注意してください。
キャリアのオンラインアカウントを作成またはログインする
オンライン上で、プラン変更や料金確認を行うための会員ページです。既にアカウントを作成している人はログイン、作った記憶の無い人は新規登録しましょう。
【iPhoneユーザー限定】Apple ID とパスワード覚えてますか?
SIMロックを解除した後「アクティベート」作業で必要になります。(iPhoneのみ)
Apple IDとパスワードを覚えていないと、iPhoneが「盗難された」と認識してしまい次に進めなくなります。覚えていない場合はIDやパスワードを再発行をして、SIMロック解除が終わるまでメモしておきましょう。
現地のポケットWifiは電池持ちがあまりよくありませんので、携帯にSIMカードを直接入れて、デザリングで運用(=スマホをポケットwifiとして使用)した方が、結果的に安く便利だと思います。
フィリピンのSIMカードは約100円で売られており、不定期のキャンペーン中は、飛行機の中で無料で配られることもあります。SIMフリー携帯に挿入し、空港のキャリア窓口でデータプランを支払うとすぐ使えるようになります。