フィリピンで銀行口座を持つには?

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日本の大手銀行の金利が0.001%なのに対して、東南アジアの諸銀行の金利に魅力を感じている人も多いと思います。今回は、フィリピンの銀行口座の基本情報と口座を開くための方法についてご紹介します。

フィリピンの銀行口座の内容は?

ここではフィリピン大手でジャパンデスクのあるBDO普通預金口座を例に見てみましょう。

通帳:あり・なしが選べる(※必要維持月間残高に影響)
キャッシュカード:あり
小切手手帳:取扱いなし
利率:0.125%
必要維持月間平均残高:通帳なしの場合は2000ペソ(ありの場合は10000ペソ)
口座管理手数料:300ペソ
利率は割と控えめなんですよね。
正直そこに興味の中心があったという方はあおぞら銀行BANK支店(0.2%)の方が良いかもです。フィリピンでは必要維持月間平均残高という聞きなれないシステムがありますが、日本で言うところの「預金残高に応じたステージ(またはランク)」と同じようなシステムです。
預金残高が一定額以上ないと、フィリピンではペナルティとして口座管理手数料が毎月月末に引かれていきます。と言っても、必要額は4000円、通帳を作ったとしても2万円です。
日本人で銀行口座を作ろうという人は、少なくとも何十万、何百万の金額規模を想定しているでしょうから、ほとんど関係ないですね。日本では0円や1000円の状態で口座開設ができますが、フィリピンで銀行口座開設をする場合はすくなくとも上記の金額を最初に入れないといけません、また、残高が0になるとその時点で口座は解約されてしまします。その点は注意しましょう。

2年使っていないと休眠口座になり、本人が支店に出向いて手続きをする必要が出てきます。

口座を作れる人はどんな人?

基本的には「居住者」が対象です。
具体的には、フィリピンに「観光ビザ以外」すなわち、ワークビザ、リタイアメントビザ、投資ビザ、婚姻ビザなどで入国している人達です。ACR-Iカードがあれば自動的に2カ月以上の滞在証明になりますので、パスポート・ACR-Iカード、働いている方であれば雇用証明および給料明細があれば大丈夫でしょう。「非居住者」でも以下の方は開設可能です。
【フィリピン国内で開設しようとする場合】
パスポート国際免許証(またはACR-Iカード)を持っている
(英語で書かれている有効な写真付きIDが2枚必要)
・口座開設申込書を自分で英語で記入できること
・一ヵ月以上の滞在(または予定)を証明できること
・資金源を証明できること【日本国内で開設しようとする場合】※対応している一部の銀行のみ
・写真付きのIDを2枚持っている
・フィリピン不動産の売買契約書がある、大学等への入学許可証があるなど
フィリピン口座を開設するにあたり合理的な理由を説明できる

口座開設は以前よりも厳しくなっていますので、かならず電話で事前に問い合わせて、その時の必要書類を聞き出してください。銀行や支店によって、マイナンバーやフィリピンの納税者番号が必要になったりします。

日本でフィリピンの銀行口座を作る方法-PNB開設編
個人口座開設の基本の流れ(非居住者向け)
※情報が古い可能性があります

注意したい各種手数料

日本であれば、同行間の取引やお金の引き出しは無料であることが多いですが、フィリピンでは口座開設した支店限定で無料になります。ショッピングセンターのATMや他支店でキャッシュカードを使って出金をすると一回につき2~11ペソの手数料が発生します。

長期留学にフィリピン口座が必要かどうか

生活の拠点をフィリピンにしている方や、フィリピン不動産をお持ちの方はいうまでもなくあった方が便利だと思います。ただ、今はGCashやPaypalなどの電子通貨も普及してきていますし、クレジットカードもありますので、銀行口座がなくても、十分に長期留学生活を送ることができます。
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