崖に棺…⁉独特な文化を持つフィリピン・サガダ

セブスポット情報

皆さん、『サガダ』という地域をご存じでしょうか?
マニラのあるルソン島北部、標高1500mのところにあり、イゴロット族と呼ばれる人々が住んでいます。美しい田園が広がるここは、環境税を独自で取り入れるほどフィリピンでは珍しくクリーンな村です。

そして、ここは『あるもの』で有名な観光地の一つとなっています。
そのあるものとは、

エコーバレーと言われる谷にある”Hanging Coffins”。直訳すると『吊るされた棺』

このエリアでは、キリスト教が浸透する以前には自然崇拝がなされており、イゴロット族の風習として、棺は土葬するのではなく、谷の高い場所に吊るすことで死者を弔っていました。

そして、写真をよく見て頂くと、『椅子』が複数吊るされているのが分かると思います。
これは通称『死の椅子(サンガジル)』と呼ばれていて、人は死ぬとき、胎児と同じ姿で生の世界を出ていくという考えから、遺体を椅子に縛り付け、胎児のように小さく丸まった状態にして1メートルほどの小さな棺に入れていました。時に手足を切断してでも収納していたことから、のちに廃れた風習のようですが、棺の内のいくつかが、大人が入るには小さすぎるサイズになっているのはそのためです。

棺を吊るす理由としては複数あり、土葬による遺体の腐敗を嫌ったこと、より高い場所の方が先祖に近づけるという思想、当時の墓荒らしを避けるため、などがあるそうです。今ではキリスト教の影響で土葬が定着していますが、エコーバレーでは、過去(一番最後は2010年だそうです)に弔われた実際の棺が置かれている場所を見学することができます。

山々に覆われたサガダでは鍾乳洞探検が人気

サガダを訪れたならぜひ行ってみたいのが、洞窟探検。棺と並んで人気のある観光資源です。
普通の洞窟探検と一味違い、ここでもやはり棺と出会うことになります。


この地域では崖に棺を吊るすだけでなく、洞窟に棺を積み上げて弔う文化もあったため、洞窟の入り口には、過去に弔われた方の棺が集中しているエリアがあります。自然のままに朽ちているため、人骨と対面することもしばしば。ドキドキしますね。
棺には、幸せや輪廻転生を象徴するヤモリが彫られているものもあります。


実際の洞窟探検は、コースが色々分けられており、1時間程度で回れるコースから4時間かけて回る超本格的なコースまで用意されています。鍾乳洞の中は広大で、迷ってしまうと命に関わることから、公認ガイドを雇うことが必須となっています。値段は固定されているので、ぼったくられる心配もなく、外国人でも安心して利用することができます。

コースは、普段運動をしない人でもちゃんと回れるようにガイドがサポートしてくれますが、基本的に装備品の支給はありません。かならず動きやすい靴と服装で参加してください。


コースによってはちょっとした泳げる場所も回るので、実際に参加された方からは、水着を中に着て行くと良いとのこと。棺と一体となった洞窟と言うことで抵抗のある方もいるとは思いますが…。

独特な文化を持つ村、サガダ。
もしルソン島へ遠出する機会があれば、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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