台風オデットとセブの被害状況

現地ニュース

猛烈な勢力に発達したスーパー台風22号(フィリピン名:オデット)は16日午後にフィリピン東部に上陸し、セブ島を横断する形で西に抜けていきましたが、各所で建物の倒壊や、電力・水・通信のインフラに深刻な被害が出ております。

授業を予定されております方にはご迷惑をおかけいたしておりますが、只今、先生方の安否と現状確認を行っているところでございます。何卒ご理解を頂きますようお願い申し上げます。
【追記】当校の先生の安否は全員無事と確認することができました…!



多くのエリアで、倒木や電柱の倒壊が見られ、その影響で電力がストップしております。


フエンテサークルのクリスマスツリーも倒れてしまいました。



通信会社が発電機を提供し、携帯の充電をする人々。有料で行っているところもあるようです。



稼働しているガソリンスタンドには長蛇の列ができています。
飲み水やガソリンの値段が高騰しており、例えば、ペットボトルの水で通常は10~20ペソで販売されているものが80ペソで売られたりしています。これを受けて、政府から価格凍結の命令が発令され、現在は表向き不当に高い値段で売買できないようになっています。また、渋滞を防ぐため、ガソリンスタンドに並ぶことも禁止となっています。


こちらはパークモールの様子。ジプニー乗り場の屋根が根本から吹き飛んでいます。


セスナ機の格納庫は全壊とのこと。空港もダメージを受けており、滑走路の状態によっては支援物資の到着に影響が出る可能性がありましたが、国内線は数日後には通常通りの運航を再開しています。


病院など優先度の高い場所から順に電力の復旧が進みつつありますが、全域に電力が戻るのは1月末との現地ニュースが入っております。復旧状況に関しまして、続報が届きましたらお知らせいたします。


セブ島に向けて、義援金のプロジェクトも動き出しています。
個人は信用できない、国際団体は実際に支援金が活用されるまでに時間が掛かる、とお思いの方にはこちらのセブ日本人会を通じた寄付がおすすめです。

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