お土産屋さんに行くと、必ずと言っていいほど置いている、この工芸品。
じゃらじゃら~っとしていて『南国感(?)はあるんだけど、持って帰るにはちょっとなぁ~』というコレですね。でもね、ちょっと待ってください!
材料となっているのはCapiz Shellという薄い二枚貝で、セブ島と同じ『ビサヤ』と呼ばれる地域のカピス州で多く採れたことからこの名前が付きました。英名はwindowpane oysterといい、オイスターと名前があるように、食用可能です。(あまり『食べた』という話は聞きませんが…。)
これがそのカピス貝。この貝を漂白すると…、
このような透き通る白色になり、これを切ったり着色したりと加工して使っているんですね。
フィリピンではガラスの代用品として、家の窓やインテリアに使用されてきた歴史を持ちます。
といっても、先ほどのインテリアは丸く切っただけだったので、もう少し手工を凝らした作品も見ていきましょう。
とても綺麗ですね…!
加工の仕方次第では、このように上品なステンドグラス風の照明、ランプシェード、インテリアにもなります。
こちらもカピス貝製品です。大理石とも木材とも相性のよさそうなバスルームグッズへと大変身。
フィリピンは人件費が安いため、こういった人の手で作られているハンドメイド製品は、日本と比べ物にならないくらい安いんです。フォトフレームやミラースタンドなどもよく見かけます。
『素敵だけど荷物が嵩張るわ』という方、いらっしゃいますよね?
こちらはどうでしょうか?
カピス貝のアクセサリー。自分のイニシャルのネックレスなど良いですね!
カピス貝の加工所はセブ島にいくつかありますので、工場見学も可能かも!?
滞在中にチェックしてみてくださいね…!