購入制限…⁉日本の花火と海外の花火の違い

フィリピン文化

花火と言えば、日本では夏の風物詩ですよね。
今年はコロナの影響でほとんどの花火大会が中止となりましたが、花火と聞いて連想するのはやはり7月8月の夏祭りシーズンです。ところが、海外で花火と言うと「独立記念日」「クリスマス」「ニューイヤー」となることが多く「冬」のイメージを持っている人も少なくありません。
そのため、日本人の花火観と食い違ってしまうことも多いようです。

多くの国では花火=火薬・危険物の取扱い

日本では花火のシーズンになると、ホームセンターなどで誰でも花火セットを購入することができますよね。しかし、多くの国では、花火はあくまでも「火薬」「爆薬」であり、お店は販売許可が必要だったり、未成年はそもそも購入できないところが多いようです。花火による事故で、家が火事になった、火傷した、体の一部を切断する事態になった、という話は海外では毎年のようにあります。

アメリカ(ミズーリ州)
建国記念日を挟む6月20日~7月10日、12月20日~1月2日のみ花火販売の営業許可のある店で購入可能。14歳以下は購入不可。

ニュージーランド
ガイフォークスデーを挟む11月2日~5日のみ花火を販売・購入が可能。18歳未満は購入不可。

カナダ(バンクーバー)
ハロウィンを含む10月25日~30日の間のみ、購入・使用が可能。19歳以上のみ購入可能。

フィリピンの花火文化は

フィリピンでも花火はあり、クリスマス~年末年始のお祝いの時に主に使用されますが、ドゥテルテ大統領は花火の全面禁止を目指しており、自治体によっては禁止されているところや販売と使用が期間限定のところもあります。その規模は縮小ムードですね。

花火禁止は厳しすぎるんじゃ…という声も聞こえてきそうですが、フィリピンの花火は日本の花火と違って専ら爆竹(firecrackers)がメインで、カウントダウンともなると、あちらこちらから「バチバチバチ」「ダンッ、ダンッ」という音が聞こえます。昔はその流れ弾や暴発で沢山の負傷者が毎年出ていましたが、年々減っています。


祝砲をイメージすると分かりやすいかもしれません。「大きな音を鳴らして邪気を払うと、幸せな新年を迎えることができる」という風習があるため、深夜にクラクションを鳴らす車、フライパンを叩く主婦など、実に色々な音で周囲がにぎやかになります。


フィリピン、マンダウエ市上空を新年の30分間撮影した写真。大小さまざまな打ち上げ花火が映っていますね。ある程度の規模のものは、リゾートホテルやショッピングモールのカウントダウンイベントが多いです。



海外からの留学生に日本の花火は喜ばれるかも

売ってる売ってないはさておき、日本では花火について特に海外のような規制がないため、海外から留学生やお友達が来た時に、手持ち花火をするのは彼らにとって新鮮で良い経験かもしれません。機会があったら提案してみましょう。

念のため、お土産として日本の花火を海外に持っていこうとは思わないでくださいね。
外国人の方からも何度か質問されたことがありますが、花火は火薬(危険物)ですので手荷物でも預入でもNGです。持っていこうとしても、もちろん空港で没収されます。

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