セブ島の主要観光スポットであるサンペドロ要塞が5カ月の休業を経て明日9/15から再開します。
[Sunstar Cebu News]
https://www.sunstar.com.ph/article/1870177/Cebu/Local-News/Fort-San-Pedro-reopens-September-15
サンペドロ要塞とは
フィリピン最古かつ最少の要塞建築で、スペイン統治時代である約450年前に着工されました。
一番最初は実は木造で作られ、そのあと、セブ沿岸のサンゴに由来する石を用いた今の石造りとなりました。この間の歴史は詳細が残っておらず不明ですが、約200年に渡り、ムスリム勢力(フィリピン原住民ら)からの攻撃に対抗するために、その後19世紀末になるとフィリピン革命派に対抗する場として機能していたといいます。
沿岸にあり、上空から見ると3角形の形をしています。
歴史の流れによって、アメリカ体制下時代は兵舎、学校、そして戦時中は日本人移住者の避難場所、負傷者の為の病院、収容所、戦後は主に自治体のオフィスとして、様々な用途で使用されました。動物園として機能していた時期もあるというから驚きです。
そんなサンペドロ要塞は、現在は歴史公園としてセブ市が管理運営しており、セブの定番観光スポットのひとつとなっています。このサンペドロ周辺は歴史・宗教的に価値のある建築物・教会が密集しているので、この一帯のエリアをセットで回る人も多いです。
サンペドロ要塞の入場料は、大人は1人30ペソ(約60円)、子供・学生は20ペソ(40円)、シニアは24ペソ(約50円)と手頃で、敷地内には小さな展示スペースが置かれています。スペイン文書や絵画、彫刻の他、セブの昔と今を記録した写真が展示されていますが、多くの外国人にとっては、メインの見所は展示物よりもやはり、その力強い石造りの要塞自体と今に残るダイナミックな大砲になるのではないでしょうか。