フィリピン人は大家族で知られており、親戚の集まりともなると、苗字の同じ”一族”があちらこちらから集結します。家族や特定のグループが再び集まることを“reunion”(再会・親睦会・同窓会)と言いますが、フィリピンのそのような場では、よく“third cousin” や “forth cousin”という聞きなれない「いとこ達」が登場します…。彼らは一体どういった親戚を指すのでしょうか?
こちらの表を見てみましょう。
Youをあなた自身として、そこから横に伸びる黄色の世代にcousin(いとこ)という言葉が使われていますね。左から順番に確認していきましょう。
Sibling:兄弟姉妹
何故か日本の学校教育では習わない単語なのですが、日常英会話では頻繁に登場します。
brotherとsisterを全部含んだ単語で、男でも女でも使えます。
First cousin:いとこ
親兄弟の子供、日本語で言うところの「いとこ」のことですね。
アニメ「サザエさん」の中で言うと、サザエさんとノリスケさんが「いとこ」になります。
Second cousin:はとこ(またいとこ、ふたいとこ)
2番目という言葉が付くと、そのまた「いとこ」、つまり「はとこ」という意味になります。
同じく「サザエさん」の中で言うと、タラちゃんとイクラちゃんが「はとこ」になります。
Third cousin:みいとこ
ここまで来ると、日本人にはさっぱり馴染みが無くなりますが、「はとこ」の「いとこ」という親戚関係になります。タラちゃんとイクラちゃんが成人してそれぞれ子供ができたら、その子供同士、ですね…。みいとこの遺伝子情報の共有率は0.781%だそうですよ。
筆者がフィリピン人から聞いたことのある最も遠い親戚はなんと”fifith cousin”
フィリピンの苗字はとてもユニークで、同じ名前だった場合は必ず一族としてどこかで繋がっているそうですよ。もしお持ちの方がいらっしゃったら、家系図(family tree)や家紋をフィリピン人に見せてご先祖のお話をしてみると、お互いに興味深いかもしれませんね。