海外旅行の際、ホテルに到着してチェックインカウンターに向かいますが、受付との「英語での一言」で何というべきなのか、頭の中を不安がよぎりませんか?
本日はホテルチェックインでのやり取りと表現を見ていきたいと思います。
チェックインカウンターで「本日予約している〇〇です」を言いたい
[こんにちは、今夜予約をしています。]
日本の旅館やホテルの予約であれば口頭で名前を伝えますが、外国人にとって異国の人の名前というのは親しみがなく、聞き取りが難しい、苗字なのか名前なのか分かりにくいなどがありますので、必ずしも最初に名乗る必要はありません。
[私は田中花子です。]
フォームを記入 署名方法に注意
チェックインの際に用紙またはタブレット端末で、氏名・住所・連絡先・署名の記入を行います。
紙の場合は、大抵✓や〇で、記入すべき項目を指定されるので、それに従いましょう。これらの情報は、不測の事態や忘れ物の連絡などに限定して使われますので、あまり気にする必要はありません。
フィリピンに限って言えば、署名欄に”signature over printed name“と書かれてあることが多いです。signatureは筆記体または日本語でのサイン、printed nameはブロック体のアルファベットで書かれた”読める”サインを意味していて、やや被るような形で2つの署名を書けばOKです。
I’m afraid…[申し訳ありませんが、]の表現を是非覚えておきましょう。
[申し訳ありませんが、予約名簿にお客様のお名前が見当たりません。]
I’m afraid but your name seems not to be on our list.
[申し訳ありませんが、お客様のお名前が予約名簿に載っていないようです。]
ホテル側が氏名から予約情報を照会できない場合、予約番号(confirmation number / booking number / reservation number など)を求められます。numberは短縮表現として、No. や # と表記されていることもあります。
[予約確認番号はお持ちですか?]
予約照会ができると、ホテルの人と最終の予約内容を確認
[山田花子様、2名様でダブルルーム、2名様分の朝食付き、本日より3泊4日で、チェックアウトは10月17日でお間違えありませんか?]
朝食付きの場合は、with breakfast, including breakfast など
~無し:without ~、excluding ~
税抜き(税別)の場合は、without 10% tax, excluding 10% tax など
無料の:free、complimentary
無料の水ボトルの場合は、a free bottle of water, a complimentary bottle of water など
~名様用:good for ~
3名様用の場合は、good for 3, または単純に for 3 など
デポジットとは…
デポジット(deposit)とは預り金のことで、チェックインの際に一定のお金を(現金またはカード決済で)ホテルに預け、チェックアウトの際に問題が無ければ返金してもらう、というシステム。ちなみに不動産の「敷金」も英語でdepositですよ。フィリピンでは1000~2000ペソ(2000~4000円)を現金指定で要求されるところが多いように思います。
デポジットを返金してもらうには、お金を預けた際の発行してもらう領収書が必要ですので、なくさないようにしてください。ルームサービスを使用して未決済の場合は、このデポジットから差し引かれます。
プリオーソライゼーションとは…
プリオーソライゼーション(pre-authorization)とは、クレジットカードが有効かどうかを確かめるために、チェックインの際に1泊分などの一定額を仮払いするシステムです。カードが無効だった場合、お客さんが帰国済みだとどうしようもなくなっちゃいますからね。問題が無ければ、後日この支払は取消される、または、もともとカード決済を行っていた宿泊料金が、プリオーソライゼーション分差し引かれた額に変更されるなどの調整が行われます。(ホテルによって対応は様々)
こちらのシステムはフィリピンではほとんど見られないように思います。
どちらも宿泊料金とは関係ありませんので、混同しないように気を付けましょう。
カギを貰う時に必要な情報は全て聞いておこう
カギを渡される際に、朝食会場・プール・ジムの場所やオープン時間、チェックアウト時間、Wifiのパスワードなどの情報を教えてくれます。これらはカードキーケースや部屋の中の案内ブックに記されていたりもしますが、聞きたいことがあれば事前に聞いておきましょう。
下の例を見てもわかる通り、Can I ~?[私は~できますか?]という表現は海外旅行ではとてもよく使います。ぜひ覚えておきましょう。
[何時に朝食を食べることができますか?]
Where is the venue?
[会場はどこですか?]
What time can I use the sports gym?
[何時にジム施設を利用できますか?]
Do I need to bring my bath towel there?
[バスタオルを部屋から持っていく必要はありますか?]
Is there a hair dryer in my room?
[ヘアドライヤーは部屋にありますか?]
Can I borrow it?
[それを借りることはできますか?]
Can I ask the wifi password here?
[ここのwifiパスワードを教えてもらえますか?]