「〇〇恐怖症」って何て言う?

役立つ英会話表現

日本人が日常会話でよく使う「〇〇恐怖症」

英語で調べてみると、閉所恐怖症は “claustrophobia” 高所恐怖症は “acrophobia”…と長い単語ばかりでなかなか覚えられないという方もいらっしゃると思います。全ての単語に”-phobia”という接尾語がついて、フォビア=「恐怖症」という意味なのですが、これらは全て学術用語であり、日本語で「私〇〇恐怖症で」と気軽に言うイメージよりも堅く重い印象を与えてしまいます。


病院で診断を受けたわけでも、薬を服用しているわけでもないけど、苦手ということを伝えたい。
一体どのように表現するのが適切なのでしょうか?

すばり、皆さんの知っている

I don’t like *****.
(私は*****が好きではありません。)

I’m afraid / scared of *****.
(私は*****が怖いです。)

を使って表すことができます。

もう少し違った表現に挑戦したいという方は、

I fear of *****.
(私は*****を恐れる)
***** make me uncomportable / scared.
(***** は私を居心地悪くさせる / 怯えさせる)

のように言っても良いでしょう。

今回はそんな恐怖症を学術用語とセットでまとめてご紹介します。

閉所恐怖症:claustrophobia(クロストロフォビア)

I have claustrophobia.
➡ I don’t like enclosed places.
➡ I’m scared of enclosed places.
(閉めきられた場所が苦手です。)

高所恐怖症:acrophobia(アクロフォビア)

I have acrophobia.
➡ I don’t like heights / high places.
➡ I’m scared of heights / high places.
(高い場所が苦手です。)

集合体恐怖症:trypophobia(トリポフォビア)

I have trypophobia.
➡ I don’t like clusters of holes.
➡ I’m scared of clusters of holes.
(穴の集合体が苦手です。)

血液恐怖症:hemophobia(へモフォビア)

I have trypophobia.
➡ I don’t like blood.
➡ I’m scared of blood.
(血が苦手です。)

先端恐怖症:belonephobia(ベロネフォビア)・aichmophobia(アイチモフォビア)

I have belonephobia.
➡ I don’t like sharp objects / needles.
➡ I’m scared of sharp objects / needles.
(先の尖ったもの / 針 が苦手です。)

対人恐怖症:anthrophobia(アンスロフォビア)

I have anthrophobia.
➡ I don’t like humans / meeting people.
➡ I’m scared of humans / meeting people.
(人 / 人と会うこと が苦手です。)

※日本人の言う対人恐怖、いわゆるコミュ障と言われる状態は、人と「社会的な」交流を持つことが苦手という意味で、social phobia または social anxiety(社会不安)の方が意味的に近いと思います。

外国人恐怖症:xenophobia(ゼノフォビア)

I have xenophobia.
➡ I don’t like foreigners / strangers.
➡ I’m scared of foreigners / strangers.
(外国人が苦手です。)
※この意味で使用したい場合は注意してください。-phobiaには「嫌い」という意味があるので、外国人を毛嫌いしている保守的な人と受け取られる恐れがあります。

暗所恐怖症:nyctophobia(ニクトフォビア)

I have nyctophobia.
➡ I don’t like  darkness.
➡ I’m scared of darkness.
(暗闇が苦手です。)

如何でしたでしょうか?
虫やピエロ、歯医者など、このほかにも色々な恐怖症がありますが、必ずしも-phobiaの用語を覚える必要はありません。英会話で大切なのは、難しい単語を覚えることよりも、いかに知っている表現や単語を使ってスムーズに表現できるかです。

該当する「恐怖症」をお持ちの方は、どう表現すれば伝わるのかを考えて、練習をしてみてくださいね。

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