英検のライティング問題は、これ!という絶対的な模範回答がありません。
どの程度答えられれば点数がもらえるのか、分かりにくいセクションです。
今回は、登竜門ともいえる英検3級のライティングの解き方を一緒に見ていきましょう。ライティングの書き方の基本を押さえることで、英語のエッセイ・小論文へ応用することができます。
今回は英検3級の2020年第2回のテスト問題を題材にしていきます。
1、QUESTIONを理解し、それに対する答えを考える
(あなたは、あなたの自由な時間に、よく自転車を使いますか?)
まず文の意味が分かるかどうかが第一関門です。
もしこの文を理解できない場合は、単語力の不足、文法理解の曖昧さがありますので、全体的な文法の復習が必要になります。「一般動詞の文」「頻度の副詞」「前置詞」の単元をおさらいしてください。
ライティングの書き出しは、問題文にもある通り、「あなたの考え」から始めます。
つまり、自転車をよく使うかどうかですね。
英作文では曖昧な答えは低評価を受けます。必ずYesなのかNoなのかはっきりしましょう。
質問文をコピーする形で応答文を書いてもいいですが、高得点を狙うのであればほぼ同じ意味の言い換え文を考えてみましょう。これはエッセイ・小論文でも同様のことが言えます。
〇Yes, I often use a bike.
◎Yes, I use my bike almost every day.
◎Yes, I ride on a bicycle / when I am free.
〇No, I don’t often use a bike.
◎No, I never use a bike.
◎No, I usually walk / when I have free time.
・自分の自転車を持っている人は、a bike → my bike とすることができます。
・oftenの部分を、別の頻度を表す表現に言い換えることができます。
・「自転車を使う」→「自転車に乗る」と動詞を変えることができます。
・Noの答えの時は、walkやuse my carなど他の答えを提示することができます。
・「自由な時間に」を「暇な時に」と言い換えることができます。
・運動が好きだから
・風景を楽しむことができるから
・ダイエット中だから
・ショッピングが好きだから
・外で友達とよく遊ぶから
・歩くより時間が掛からないから
・重い荷物を持たなくていいから
・坂道が多いから
・人が多くて運転しにくいから
・田舎で車移動がメインだから
・寒いから
・外で遊ぶより家の中で遊ぶ方が好きだから
・自転車に乗れないから
※アイデアが中々浮かばない場合は、反対意見に乗り換えるのもひとつです。自分のことを正直に書く必要はありません。作文しやすい方の意見を採用しましょう。
文を繋げる場合はコンマを使いましょう。
また、このあたりは語彙や文法力のアピールができる場でもあります。背伸びはしなくても良いですが、中学文法で習った範囲内で使えるものはどんどん使いましょう。
△Because I like to exercise and eating. I always go to my favorite bakery by bike to buy some bread for tomorrow morning.
(なぜなら、私は運動と食べることが好きだからです。私はいつもお気に入りのパン屋さんに自転車で行き、明日の朝用のパンを買います。)
↑「食べること」と「自転車を使うこと」の直接的な因果関係がないため、理由としては避けた方がいいでしょう。2文目で「自転車に乗ってパンを買いに行く」という補足説明を入れて理由を補強していますが、exerciseの詳しい説明ができないうえ、文字数の上限が厳しくなってきます。
◎Because it is very cold outside, and I like reading books at home better than going out.
(なぜなら、外はとても寒いし、私は外出するよりも家で読書するほうが好きだからです。)
通常、エッセイや小論文では、理由の後にもう一度「だから私は~だと思います」というまとめの文を入れますが、英検3級ではそこまで求められていません。作った文を繋げて、指定された単語数内に収まっているか確認しましょう。
今回は[いいえの内容]で作っていきます。
(いいえ、私はふつう、暇な時間がある時に自転車には乗りません。なぜなら、ここ札幌は外はとても寒いし、私は外出するよりも家の中で読書をする方が好きだからです。)
これくらいの内容が書ければ、ライティングではほぼ満点が狙えると思います。
英検3級は中学3年生までの内容が試験範囲ですが、この英作文で使用しているのは中2で習う内容の文法のみです。関係代名詞など習いたての文法を使ってもよいですが、複雑になり過ぎないように気を付けましょう。知っている内容・自信のある内容で、しっかりと回答することで、減点を防止でき、結果的に手堅い点数を取ることができます。
・大文字小文字・スペルミスには気を付けてください。
・固有名詞にはtheが付かないことに気を付けてください。
・a/anやthe, 複数形のs, 三単現のs忘れが無いか気を付けましょう。
・綴りに自信が無ければ、簡単な単語でもいいので別の単語を使いましょう。
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